2017年シリーズもいよいよ最終戦を迎え決戦の地を富士スピードウェイで締めくくることになりました。第10戦はTGRF(トヨタ ガズーレーシング フェスティバル)内のプログラムの中の公式戦として行われ、クラブマンシリーズは前日9日の土曜日に予選、決勝が行われ、プロフェッショナルシリーズは10日の日曜日に開催されました。
すでにクラブマンクラスは、シリーズチャンピオンが確定していて、注目は2位以下のランキング争いが注目の一つです。 予選と決勝が1日で行われる為、車両のセットやメンテナンスには時間が限られてしまいます。TEAMは木曜日の早朝よりTEST走行を繰り返し、アライメントの確認やタイヤの確認を繰り返して行いデータを集めていきます。
エントリーは85台。参加台数が多い為クラスを2組に分けて、予選が始まる9日は、早朝7時45分から1組目の予選がスタート。今回の予選は通常の予選より短く10分間で行われます。1周2分と数秒でLAPするこのコースは、3周前後の計測勝負となります。 1組目の計測1周目でトップに立ったのは、今シーズン初の参戦となった♯62松原亮二選手でタイムは2分5秒310。松原選手は、計測2周目には2分4秒720までタイムを伸ばす。♯703花里祐弥選手や♯600小野田貴俊選手も2分5秒台前半をマークして松原選手を追うが、4秒台を入れることができず、1組目のトップは松原選手、2番手は今シーズンベストタイムの♯703花里祐弥選手、3番手は#600小野田選手となりました。 続く2組目は、シリーズチャンピオンを決めた神谷選手が計測1周目に2分5秒234をマーク。神谷選手は翌周に2分4秒907までタイムを伸ばし、2組目のトップ。
神谷選手に続いたのは♯523高橋泰裕選手で、3番手は♯305水野大選手。2組の成績を合計し、2分4秒720をマークした松原選手がポールポジションを獲得。埼玉トヨタ花里選手は今シーズン最高位の3番グリットから初の表彰台を狙います。 今回の予選は、2組を合わせて27名のドライバーがコースレコードを記録するというハイレベルな争いとなりました。
予選終了後、4時間半後に行われた決勝Aレース。フルグリッド45台の闘いがスタートをきりました。勢いよくスタートしたのは、2番手スタートの#38神谷選手がポールポジションの松原選手を抜き去りTGRコーナーへ。後続も1コーナー進入していったが3番手スタートの#703花里選手と#523高橋選手との激しい進入争いの中接触。2台はそのままコース外へ出てしまい車両はストップしてしまいました。ドライバーも負傷、衝撃のリタイヤとなってしまいました。
その後の検査で花里選手は大事には至りませんでしたがレース参戦、初のリタイヤとなり、調子が良かっただけあってチーム全員のショックは大きかったです。 応援にお越し頂きました皆様には、大変申し訳ない気持ちではありますがレースの厳しさを改めて痛感させられました。 今シーズンのレース日程は、これで全て終了、2017年シーズンを締めくくります。初年度のランキングは10位。今年は2年目のチャレンジとなりましたがシリーズランキング8位とステップアップ致しました。10戦中6戦を消化して着実にポイントをあげてきましたが、まだまだ満足のいく結果には到達していません。 チームのレベルは成長をしてきていますが、さらなる努力が必要かと思います。モータースポーツ活動を通じてクルマファンの拡大活動やシリーズを通して新しいお客様との出会いも多くありました。続ける事の意味を大事にしながら、今後も活動の場を大切にしていきたいと思います。1年間沢山のご声援ありがとうございました。
モータースポーツ室 渡邊
2017 SERIES POINT RANKING
RANK | NO. |
Rd 開催地 決勝日 決勝A台数 |
第1戦 もてぎ 4/3 40台 |
第2戦 AP 5/7 36台 |
第3戦 富士 6/4 90台 |
第4戦 岡山 7/2 56台 |
第5戦 第6戦 十勝 7/29 7/30 27台 |
第7戦 富士 9/2 44台 |
第8戦 SUGO10/1 43台 |
第9戦 鈴鹿 10/22 40台 悪天候 |
第10戦 TGRF 11/26
|
合計 ポイント |
有効 ポイント |
1位 | 38 | 神谷 裕幸 | 16 | 13 | 3 | 23☆◎ | 22☆⒕◎ | 22☆ | 3☆ | ― | 21 | 137 | 104 |
2位 | 600 | 小野田貴俊 | 21 | 17☆ | 0 | 11 | 16/11 | 13 | 9 | ― | 13 | 115 | 84 |
3位 | 771 | 菱井 將文 | 11 | 21 | ⒕☆ | 16 | 13/16 | 0 | 0 | ― | 2 | 93 | 80 |
4位 | 84 | 橋本 洋平 | ⒕☆ | 12◎ | 16 | 13 | 0/0 | 7 | 21 | ― | 1 | 84 | 76 |
5位 | 130 | 松井 宏太 | ― | ― | 11 | ― | 11/9 | 13 | 13 | ― | 7 | 64 | 57 |
6位 | 310 | 長島 大輝 | 0 | 9 | 1 | 1 | 3/7 | 3 | 16 | ― | 9 | 49 | 44 |
7位 | 75 | 手塚 祐弥 | 1 | ― | 2 | 7 | 2◎21 | 4 | 1 | ― | 0 | 38 | 36 |
8位 | 703 | 花里祐弥 | 6◎ | ― | 4 | 9 | ― | 11 | 5 | ― | 0 | 35 | 35 |
9位 | 126 | 庄司 雄磨 | 1 | ― | 22◎ | 2 | ― | 2 | 2◎ | ― | 1 | 30 | 29 |
10位 | 710 | 朝日 俊光 | 7 | 2 | 1 | 4 | ― | 1 | 7 | ― | 3 | 25 | 23 |
☆ポールポジション ◎ファステストラップ
※クラブマンクラスは有効ポイント制が採用されており全10戦中の獲得ポイントの 高い5戦のポイントが採用されます。