2017年TOYOTA GR 86/BRZ Raceも終盤戦へ入りクラブマンシリーズは、シリーズチャンピオンを掛けた大会となり、チャンピオンシップをリードする#38神谷選手が優勝をするとチャンピオン決定、2位以下でもライバルの成績によってはチャンピオンになる可能性がある大会となりました。
決戦の地は宮城県のスポーツランドSUGO。9月30日(土)に予選、10月1日(日)の日程で開催されました。

このレースWEEK中は、とても良い秋晴れの空の下で行われ、予選は30日の土曜日の11時10分から20分間で行われ、気温20度、路面温度27度というコンディションでのスタートとなりました。
エントリー台数は43台。予選がスタートして各車コースインをする中、上位陣はピット前で待機をしてスタートのタイミングを計ります。チャンピオンシップをリードする、#38神谷選手は、1′41″688をマークして早々にトップに立ち、神谷選手と同時にスタートした#703花里選手(埼玉トヨタ)も1′41″842で続きました。
タイムアタックは続き#38神谷選手は、1′41″374でタイムアップをしてピットにて待機。2番手に#130松井選手、3番手に#703花里選手と続きました。 予選も10分経過をしたところでクリアラップを狙っていた#75手塚選手、#84橋本選手、#126庄司選手、#500小野田選手、上位陣が続々とコースイン。
#75手塚選手は計測3周目にて1′41″570をマークして2番手に割って入り、最終アタックで#84橋本選手が1′41″812まで伸ばして4番手を獲得。 ポールポジションは今シーズン4回目となる神谷選手、2位に手塚選手、3位に松井選手、4位に橋本選手、5位に今シーズン2回目のベストグリッド、花里選手が入りました。
翌日の決勝も秋晴れの快晴の中グリッドには、チーム関係者、社員、ご協賛社方々にも応援に駆け付けて頂きスターティンググリッドを盛り上げて頂きました。 決勝のシグナルが灯り、全車一斉に1コーナーを目指します。
レースはまれにみる荒れた展開のレースになり様々な事が目まぐるしく起こりました。 ポールポジションの神谷選手をはじめ先頭集団は良いスタートを切り1コーナーへ進入、しかし直後の4コーナー付近で大きな接触が起こり、セーフティーカー導入でレースは一時中断、隊列整えながら周回を重ねます。
#703花里選手も後部からの接触を受け失速してしまいましたが、なんとか立て直し、10番手からのリスタートを余儀なくされます。 3LAPの周回後、レースが再開後間もなく、クリーンスタートと思われたスタートですがポールポジションの#38神谷選手、2番手の#75手塚選手が反則スタートの判定、ドライブスルーペナルティで戦線を離脱することに。 (ドライブスルーペナルティを科せられたドライバーはピットインし、自身のピットエリアに止まることなくピットレーンを通過しなければいけません)

上位2台が戦線を離脱したことにより3番手を走行していた#84橋本選手がトップをリードする展開で後半戦へ入っていきます。 前半の混戦の中6番手スタートの#126庄司選手が0.1秒差で橋本選手の背後へ、その後ろにも#130松井選手が入り三つ巴のレース展開が繰り広げられ、ファイナルラップで、松井選手が橋本選手に猛アタックを仕掛けるが橋本選手がなんとかキープしてリードを広げます。
後半のヘアピンまで3者のバトルは続くが、3番手走行の庄司選手が松井選手に接触。2台は一時的にコース上に停止してしまう。その間を縫って4番手を走行していた#310長嶋選手が2番手に浮上。背後のバトルを バックミラー越しに、#84橋本選手が差を広げ見事トップチェッカー。2番手にシリーズ初参戦7戦目の#310長嶋選手、3番手に#130松井選手が入りました。 #703花里選手は、左リヤへの接触でボディバランスが狂いながらも懸命のラップを重ね、7位でチェッカー。なんとかポイント獲得圏内でフィニッシュをしました。
順位の変動が激しく、荒れたレース展開でチャンスもあったかと思うと、運を味方に出来ず悔しさの残る大会となりました。
次戦は、日本屈指のテクニカルコースの鈴鹿戦。準備期間が限られた時間しかありませんが、準備や作戦に力を注ぎ上位目指してチームは進んでいきます。
今シーズンラスト2戦、温かいご声援宜しくお願い致します。
-RACE RESULT-
Rd.8
RANK | № | Driver | Car name | Total time | Gap |
1位 | 84 | 橋本 洋平 | カーウォッチBS 86REVO | 25′38″318 | - |
2位 | 310 | 長嶋 大輝 | 埼玉自動車大学校生駒ED | 25′40″986 | 2.668 |
3位 | 130 | 松井 宏太 | ネッツ青森アップルRC 86YH | 25′42″931 | 4.613 |
4位 | 523 | 高橋 泰裕 | Green Brave 86 | 25′44″899 | 6.581 |
5位 | 500 | 小野田貴俊 | ネッツ東埼玉ワコーズED 86 | 25′47″251 | 8.983 |
6位 | 710 | 朝日 俊光 | カースタレンタカーラルグ 86 | 25′47″375 | 9.057 |
7位 | 703 | 花里祐弥 | 埼玉トヨタ・エンドレスYH86 | 25′49″938 | 11.628 |
8位 | 760 | 岩本 佳之 | カローラ名古屋86Racing | 25′53″848 | 15.530 |
9位 | 77 | 上野 浩 | ASボンバー滋賀PFC86PP | 25′54″068 | 15.750 |
10位 | 38 | 神谷 裕幸 | N中部ミッドレススノコ86 | 26′01″518 | 23.200 |
2017 SERIES POINT RANKING
RANK | NO. |
Rd 開催地 決勝日 決勝台数 完走 |
第1戦 もてぎ 4/3 45台 40台 |
第2戦 AP 5/7 35台 35台 |
第3戦 富士 6/4 45台 42台 |
第4戦 岡山 7/2
|
第5戦 第6戦 十勝 7/29 7/30 |
第7戦 富士 9/2
|
第8戦 SUGO10/1
|
第9戦 鈴鹿 10/22
|
第10戦 TGRF 11/26
|
合計 ポイント |
有効 ポイント |
1位 | 38 | 神谷 裕幸 | 16 | 13 | 3 | 23☆◎ | 22☆⒕◎ | 22☆ | 3☆ | 116 | 97 | ||
2位 | 600 | 小野田貴俊 | 21 | 17☆ | 0 | 11 | 16/11 | 13 | 9 | 102 | 82 | ||
3位 | 771 | 菱井 將文 | 11 | 21 | ⒕☆ | 16 | 13/16 | 0 | 0 | 91 | 80 | ||
4位 | 84 | 橋本 洋平 | ⒕☆ | 12◎ | 16 | 13 | 0/0 | 7 | 21 | 83 | 76 | ||
5位 | 130 | 松井 宏太 | ― | ― | 11 | ― | 11/9 | 13 | 13 | 57 | 57 | ||
6位 | 310 | 長島 大輝 | 0 | 9 | 1 | 1 | 3/7 | 3 | 16 | 40 | 38 | ||
7位 | 75 | 手塚 祐弥 | 1 | ― | 2 | 7 | 2◎21 | 4 | 1 | 38 | 36 | ||
8位 | 703 | 花里祐弥 | 6◎ | ― | 4 | 9 | ― | 11 | 5 | 35 | 35 | ||
9位 | 126 | 庄司 雄磨 | 1 | ― | 22◎ | 2 | ― | 2 | 2◎ | 29 | 29 | ||
10位 | 710 | 朝日 俊光 | 7 | 2 | 1 | 4 | ― | 1 | 7 | 22 | 21 |
☆ポールポジション ◎ファステストラップ
※クラブマンクラスは有効ポイント制が採用されており全10戦中の獲得ポイントの 高い5戦のポイントが採用されます。




