GR 86/BRZ Race

2018 TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ RACE PROJECT REPORT VOL.1

 2013年に堂々スタートしたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは、昨シーズンで5年目のシーズンが終了。今シーズンで6年目シーズンを迎えます。埼玉トヨタモータースポーツは、モータースポーツの楽しみ・クルマファン拡大に向けた活動の為、2016年度より参戦をスタートさせ今シーズンで3年目のシーズンに突入していきます。過去のシーズンを振り返ると表彰台を目前にしたレースを幾度となく展開してきましたが、叶うことなくチームは悔しい思いをしてきました。表彰台に向けて2018年シリーズに挑んでいきたいと思います。

 年を追うごとにエントリー台数が増えてきた86/BRZ Race。2017年シーズンにエントリーした台数は延べ860台を数え、昨年の第6戦富士では133台の過去最高のエントリーがありました。

 今シーズンもプロとクラブマンの2クラス制で開催され、当社チームはクラブマンクラスにエントリーをしていきます。ドライバーは初年度より、ドライブするエンドレスアドバンス社の花里祐弥(ハナザト マサヤ)選手を起用しENDLESSとのコラボレーションチームでシーズン迎えます。

 今シーズンは8ラウンドが開催され、クラブマンシリーズについては、8大会9戦中で獲得ポイントの高い5戦分が有効なポイントとしてシリーズを争う事になります。

 開幕戦の舞台は、三重県の鈴鹿サーキット。レースWEEKは天候にも恵まれ3月31日(土)に予選、4月1日(日)に決勝の日程で行われました。エントリーの台数は79台。決勝Aレースに残れるのは、40台となる為、各チームはフリー走行から予選突破を目指して調整に入りました。

 土曜日に行われた公式予選序盤にてとても大きな接触事故があり、赤旗中断。昨今の高性能タイヤは予選1発の計測タイムが重要なカギを握る為、この中断で戦略がずれたチームもあるかと思います。埼玉トヨタチームも例外ではなくアタックラップ中に中断になってしまった為、タイムを落としてしまい総合13位グリッドからポイント圏内を目指すことになります。

 1日の決勝日も晴天に恵まれ沢山のお客様に見守られながら、決勝レースのスタート進行が行われました。ポールポジションは、2017年シリーズチャンピオンの#0神谷選手、2番手は#177の松田選手のフロントライン。各車一斉に1コーナーへ飛び込んでいき隊列を組んですすんでいきます。一方、埼玉トヨタは3LAP目の最終コーナー手前で危険な追突行為があり、#703花里選手が巻き込まれ損傷を受けてしまいました。ピットに戻り修復作業を試みましたが、修復不可能と判断しリタイアとなりました。

 レースはその後も接触が相次いでおこり、SCボード・黄旗が掲げられそのままレース終了になり、荒れたレース展開の開幕戦となりました。

 優勝は序盤に逃げ切った#0神谷選手、2番手は、今シーズンから86レースに参戦のVitzレースでは敵なしの水谷選手。3番手には、埼玉トヨペットGBキャンプより、#521の中島選手が入りました。レース後のペナルティも10台以上出る内容で、参加者のマナーや技術レベルの向上が求められてきています。無駄なアクシデントがなくなり、より良いシリーズになっていって欲しいと思います。

 次戦は、4月28日(土)~4月29日(日)の日程で宮城県スポーツランドSUGOに舞台を移します

RACE RESULT-Rd.1 

RANK No. Driver Car name Total time Gap
1位 38 神谷 裕幸 N中部GRGミッドレス86 23′57″526 -
2位 25 水谷 大介 ネッツ東京レーシング86 23′58″371 0.845
3位 521 中島 佑弥 GB CAMP86YH 23′59″174 1.648
4位 84 橋本 洋平 カーウォッチ86BSSrevo 23′59″805 2.279
5位 177 松田 俊之 ACCESS86 24′01″032 3.506
6位 305 水野 大 リキモリ制動屋ピース剛式86 24′01″939 4.413
7位 277 中村 洋司 DUALATTACK86 24′02″349 4.823
8位 13 田中 良平 デルタモータースポーツ枚方86 24′03″065 5.539
9位 124 西澤 嗣哲 C-ENGテックMS86 24′03″631 6.105
10位 522 福岡 宝昌 GB CAMP86YH 24′04″578 7.052

2017 SERIES POINT RANKING

RANK NO. Rd
開催地
決勝日
決勝台数
第1戦
鈴鹿
4/1 79台
第2戦
菅生
4/29 台
第3戦
AP
5/27 台
第4戦
岡山
6/24 台
第5戦
富士
7/22 台
第6戦
十勝
8/18 台
第7戦
十勝
8/19 台
第8戦
もてぎ
9/23 台
第9戦
鈴鹿
10/28 台
合計ポイント 有効ポイント
1位 0 神谷 裕幸 22☆                 22  
2位 25 水谷 大介 17◎                 17  
3位 521 中島 佑弥 13                 13  
4位 84 橋本 洋平 11                 11  
5位 177 松田 利之 9                 9  
6位 305 水野 大 7                 7  
7位 277 中村 洋司 5                 5  
8位 13 田中 良平 4                 4  
9位 124 西澤 嗣哲 3                 3  
10位 522 福岡 宝昌 2                 2  

☆ポールポジション ◎ファステストラップ
※クラブマンクラスは有効ポイント制が採用されており全9戦中の獲得ポイントの高い5戦のポイントが採用されます。

所沢店 新堀エンジニア ありがとうございました