埼玉トヨタ
2019 TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ RACE PROJECT REPORT VOL.7
第7戦 ツインリンクもてぎ
第7戦 ツインリンクもてぎ
14日(土)の午前中に行われた15分間の予選。天候は曇りで予選の前には少し小雨がぱらつく様な天候で始まりました。予選・決勝と使用できるタイヤは1セットと定められている為、なるべく少ないLAPで予選を終えて決勝に備える事をチームは考えていきます。
予選早々トップに立ったのは、#56 鶴賀選手。
2′19″710で初のポールポジションを獲得。続いて19秒台に#760岩本選手、#84橋本選手が入るトップ3。埼玉トヨタ#703花里選手は、狙ったタイヤの内圧と路面が合わず、タイヤのグリップ力を最大限に活かせずまま、2′20″565で11番手に沈んでしまいました。毎戦レベルの高さが見受けられるエキスパートクラスですが、1秒以内に13台が入るハイレベルな予選がここ、もてぎの地でも繰り広げられました。
《 9月15日 決勝 》
翌日の15日(日)の決勝時間は午前8時20分。天候はすっきりと晴れた青空の下でのスタートとなりました。グリッドには、31台のそれぞれの思いを込めたマシンが並びシグナルを待ちます。埼玉トヨタのグリッドには、大勢の社員やお客様にお越し頂き、花里選手にエールを送りました。
オールレッドシグナルからブラックアウト。全車一斉にスタートが切られ、1コーナーに進入していきます。先頭集団が2コーナーに差し掛かった所で数台がコース外に弾き飛ばされ若干順位の変動がありましたがクリーンなスタートとなりました。先頭はポールスタートの#56鶴賀選手。2番手は4番グリッドからスタートした#305水野選手が上がってきていました。3番手には水野選手と今シーズンチャンピオン争いをしている、ベテランの#84橋本選手が続きます。埼玉トヨタ#703花里選手は、序盤の混戦からポジションを2つ上げ9番手を走行していきます。
コースの特徴から後半に行くほどブレーキとタイヤの消耗がすすみ、特にブレーキに関しては、メーカー別にアドバンテージがあるチームも出てきます。
トップを快走する#56鶴賀選手と2番手の#305水野選手との激しいトップ争いが見られ、後半のブレーキ勝負はこれぞレースという展開で鶴賀選手がうまく逃げ切り見事ポールトゥウィン。2番手には、最後までプレッシャーをかけ続けた、水野選手。3番手には橋本選手が入りました。
埼玉トヨタ#703花里選手は、9番手まで追い上げましたが、2つポジションを落としてしまい11位にてチェッカーとなりました。期待の声が多くあった中、挑んだもてぎ大会でしたが厳しい結果となってしまいました。レースコンディションは、刻一刻と変化していきます。そのシーンに合わせることの難しさを、思い知らされた大会となりました。
毎戦、沢山の応援にお越し頂いている社員の皆様や関係者の皆様にはとても感謝しています。皆様のお声掛けはチームの活力なります。今シーズンも残り1戦となりますが全力で取り組みたいと思いますので、温かい応援の方どうぞ宜しくお願い致します。
RACE RESULT-Rd.7



2019 SERIES POINT RANKING


