埼玉トヨタ
2019 TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ RACE PROJECT REPORT VOL.3
第3戦_SUGOスポーツランド
第3戦_SUGOスポーツランド
全長3.7㎞、最終コーナーからホームストレートにかけての、10%の登り勾配が特徴の国内屈指のテクニカルサーキットです。コース外のランオフエリアも狭く、クラッシュが起こると大きなダメージが残りやすいとも言えるサーキットです。
今シーズンから導入されている、2ヒート制(1大会で2レース)が適用されている大会で大量ポイント獲得のチャンスがあり、各チームのシーズンの行方を左右する大きなラウンドと言えます。
埼玉トヨタチームは、レースWEEK早々からサーキットへ入り、前戦の富士大会で損傷した部分を含めテスト走行を繰り返し、車両セッテッィングの方向性を模索していきました。事前予報で心配された天候も問題なく晴天に恵まれ、暑さを感じる場面もありました。
土曜日の午前中10時50分から15分間、クラス別で予選が行われ、埼玉トヨタチームはエキスパートクラスへエントリー。このクラスの参加台数は21台と昨年に比べると少なく、予選を行う上で重要な項目のクリアラップは、比較的取りやすい予選となりました。
昨今の高性能タイヤは、計測1周目~2周目にベストタイムが出る特徴があり、予選・決勝と同じタイヤ使用しなければいけないレギュレーションに加え、2回レースを行うとなれば、タイヤを温存する事も考えなくてはいけません。出来るだけ早い段階でベストタイムを記録したいのが各チームの思惑です。
#703花里選手は、スタートを少し遅らせてスタート。計測2周目で1′41″059で6番手のタイム。その後、再アタックを試みましたが届かず。ポールポジションは、今シーズン初の#130松井選手、2番手に#56鶴賀選手3番手は#305水野選手が入り、午後のRACE1のグリッドが決定していきました。
《 5月18(土)PM 決勝 第1ヒート 13LAP 》
午前中に行われた予選から、4時間のインターバルを経てRACE1がスタート。パッシングポイントの少ないサーキットで車両もワンメイク。スタートのポジション取りはレース運びの重要ポイントになります。シグナルが変わり全車一斉にスタート。6番グリッドからスタートした#703花里選手は、後方から加速してきた1台にスタートで抜かれポジションダウンの7番手で1コーナーに飛び込んでいきます。先頭はポールスタートの#130松井選手がレースをコントロールしていきます。レース中盤になると先頭の松井選手は、3位以下に6秒以上のマージンを築きチェッカーに向けて突き進みます。
花里選手は、7番手からポジションアップを狙いながらレースをすすめていきます。後半、7LAP目の周回中に上位走行中の#56鶴賀選手の車両にトラブルが発生してペースが落ちた所でパス、一つポジションを上げそのまま6位チェッカー。優勝はポールスタートの#130松井選手(ネッツ青森アップルRC86DL)2位は#305水野選手、3位は、前戦富士で優勝を飾った、#84橋本選手が入りました。
《 5月19(日)PM 決勝 第2ヒート 13LAP 》
翌日のRACE2のスタートは午後12時スタート。グリッド順は前日のRACE1のリザルトが採用されますので、RACE1と同じ6番グリッドからのスタートとなります。
タイヤに関しては、予選からRACE2まで4本しか使用できません。RACE2では、ドライバーは摩耗したタイヤのコントロール、メカニックはタイヤ内圧管理や不具合を想定したメンテナンスがキーポイントになってきます。
RACE1同様にレースをひっぱっていくのは、ポールスタートの#130松井選手で続いて#305水野選手が追走します。#703花里選手は、激しいポジション争いから順位が目まぐるしく変動7位から5位へ、また6位へと順位の変動を繰り返していきます。
チャンスが顔を見せる後半、上位陣の争いの中での接触のためペースが落ちた車両をパスし、一つポジションアップの5位にてチェッカー受け、入賞を果たしました。
優勝は安定したペースで走り続けた#130松井選手が両ヒートとも優勝。2位は#305水野選手3位には、#84橋本選手が入り表彰台を飾りました。ここまでの3戦は、。毎戦優勝者が変わる展開で前半戦が幕を閉じました。次戦は誰が優勝を果たすか注目が集まっていきます。
遠方まで応援にお越し頂きましたお客様や沢山の社員の皆様には本当に感謝しています。
明るく活気のあるチームは、日頃からの暖かい支えがあってのチームです。皆様に喜んでいただけるような結果を求めて今後も幅広く活動を進めてまいります。
更に今大会へ参加して頂きましたサポートエンジニアの店舗の皆様にも大変感謝しています。この経験が日々のメンテナンスやお客様対応に必ず役立つと信じいます。中盤戦に向けて、また準備をしていきますので、埼玉トヨタ・エンドレス86の応援今後とも宜しくお願い致します。
RACE RESULT-Rd.3



2019 SERIES POINT RANKING


