埼玉トヨタ
2020 TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ RACE PROJECT REPORT VOL.1
第5戦 SUGOスポーツランド
事実上の開幕戦となった第5戦の菅生大会は、7月25日(土)~26日(日)の日程で開催されました。
今大会は、梅雨末期の降雨と濃い霧によりレース進行が妨げられてしまい、変更に次ぐ変更の難しい調整が続くレースWEEKになってしまいました。
大会は、2ヒート制(2レース)で行われる予定でしたが、25日(土)のレースは、悪天候の為、1レース目は中止の判断。天候回復を見て公式予選を行い、26日(日)に決勝レースを、1回行うというスケジュール変更となりました。2ヒート制は大量ポイントの獲得を出来るチャンスでしたが、この状況が各チームにとってプラスに出るかマイナスに出るかは今シーズンのエントリー回数やチーム力次第と言えます。
【公式予選】
午前中に行う予定だった公式予選は、濃い霧と雨によってタイムスケジュールが大幅に遅れ、天候が回復したのはすでに午後3時。本来であれば決勝レースの時間でした。15分間で行われた予選で速さを見せたのが、優勝候補の#56鶴賀選手、昨年の菅生大会で優勝している、#130松井選手でした。埼玉トヨタの#703花里選手は、懸命のアタックをしましたが予選5位。
ポールポジションは、栃木トヨタ#56鶴賀選手。2番手に#130松井選手。3番手には#556呉選手と続きました。
【決勝レース】
翌26日(日)に行われた決勝レースも濃霧の影響でスケジュール変更され、レース周回数も13周から10周に変更。スタートもスタンディングスタートの予定から先導車スタートのSCスタート方式となり、周回数を重ねていきます。
3周目のSCが抜けると同時に先頭の#56鶴賀選手が加速、レースを形成していきます。レース後に鶴賀選手が話をしていたのですが、鶴賀選手のタイヤは実はウエットセットでコースイン。『路面は徐々にドライに変わっていき後半のドライビングに影響がありました』と鶴賀選手。
5周目には、2番手を走行していた#130松井選手にも抜かれ2位に後退、その後、#556呉選手にも抜かれてしまう。一方、埼玉トヨタ#703花里選手は、5番手スタートから、SC後の4周目で前を走る#40志賀選手がコーナーでバランスを崩した隙をつき、4番手に浮上。徐々にラップタイムを上げながら上位を狙いにいきます。10周に短縮されたレースで各選手のチャンスも短縮された中、優勝は昨年に続き#130松井選手の連覇。 2位#556呉選手。3位には#56鶴賀選手が入りました。
#703花里選手は、3位表彰台まで、0.47秒遅れの4位という結果で大会を終えました。もう少しで手の届く表彰台は見えていただけに、残念ではありましたが次戦のレースに繋げられると思います。皆様の期待に応えられる活動をこれからもしていきますので、温かいご声援をどうぞ宜しくお願い致します。
RACE RESULT-Rd.5

2020 SERIES POINT RANKING
