埼玉トヨタ
2020 TOYOTA Gazoo Racing 86/BRZ RACE PROJECT REPORT VOL.2
第8戦 岡山国際サーキット
埼玉トヨタ・エンドレス86!! 歓喜の2位表彰台を獲得!!
埼玉トヨタ・エンドレス86!! 歓喜の2位表彰台を獲得!!
変更された5大会のうち3大会が終了。10月17日(土)~18日(日)の日程で岡山県の岡山国際サーキットにて第8戦が開催されました。
岡山大会は2ヒート制が採用(大会中に決勝レースを2レース行う大会)されており、最大で33ポイントを獲得する事が出来るのでランキング争いに大きく影響する大会となります。エキスパートクラスのランキングトップは#56鶴賀選手(栃木トヨタ)。
#703花里選手(埼玉トヨタ)は、開幕戦の菅生大会で4位入賞。
オートポリスと十勝の出場を見送り、岡山テストを繰り返し行い今大会に挑んでいきます。
17日(土)午前中に行われた公式予選は冷たい雨が朝から降り続いていました。ウエット性能の高いブリヂストンタイヤを履く#703花里選手と#56鶴賀選手のバトルが繰り広げられ、まずトップタイムを出したのが花里選手。次に鶴賀選手が更新というような緊迫の予選となりました。途中赤旗中断を挟んで残り4分30秒。ファイナルラップで花里選手が逆転して2016年参戦以来、初めてのポールポジション獲得となりました。
午前中まで降り続いていた、雨も午後にはあがり決勝第1ヒートがスタートしました。初のポールポジションからのスタートの#703花里選手は緊張からかスタートに出遅れ、2番手の#56鶴賀選手に並ばれたものの、なんとか2コーナーで制してトップを守り切りました。2人の走りはエキスパートクラスの中でも群を抜き、後続の3番手以下を突き放していきます。ウエット路面のセットが決まっていた花里選手は抜群の安定感を見せ、鶴賀選手に付け入る隙を与えず、花里選手がポールトゥウィンで初優勝を飾りました。
2位には鶴賀選手、3位には#556呉選手が入り、ウエット性能の強さを見せたブリヂストン勢が上位を占めました。
【決勝レース 第2ヒート】
昨日の雨模様から一転、18日(日)の天候は晴れてドライコンディションの2ヒート目。グリッド順は昨日のレース結果が採用されますのでポールポジションの#703花里選手を先頭にレースは始まりました。 2番手スタートの鶴賀選手が抜群のスタートを決めて、花里選手の前に出ます。昨日とは反対にドライコンディションの速さでは鶴賀選手に軍配があがり、1周あたり0.5秒刻みでリードを広げていきます。
この2台によるトップ争いの後方では、3位争いが激化し,ランキング2位の#556呉選手#186勝木選手#504冨林選手が超接近戦で6LAPの時点でアクシデントは起きました。
ダブルヘアピンで#504冨林選手がオーバーテイクを見せるが他車と接触。その接触によりタイヤがバーストしていまいピットへ戻る事となる。その争いの中の#556呉選手はスローダウンしている所にもう1台の他車に追突され、リタイアとなってしまった。
その争いを潜り抜けてきたのは、久しぶりにレースに復帰した#38神谷選手が10番手スタートから3番手まであがって来ていました。
このアクシデントの影響でセーフティカーが入りレースは残り3周でのリスタート。
先頭走行していた鶴賀選手の作り上げた4秒以上のリードは消滅し2番手を走行していた#703花里選手にもチャンスが見えたと思えたが、再スタートした鶴賀選手の速さには追い付くことが出来ず、#56鶴賀選手がトップチェッカー。2番手は#703花里選手。3番手に#38神谷選手となりました。
#703花里選手は、2位表彰台過去最高リザルトで岡山大会を終えることが出来ました。天候に大きく左右された大会でしたが、色々な条件に対応できる力がチームに備わってきたと感じます。これも皆様の温かいご声援、サポートスタッフの力だと思います。ありがとうございました。次戦、11月のもてぎ大会が今シーズンの最終戦となります。最後まで力を尽くしていきますのでご声援宜しくお願い致します。
RACE RESULT-Rd.8
2020 SERIES POINT RANKING